「過去に戻りたいとは思いません。『青春は誰にでも訪れる春のようなもの』というセリフのように、今の生活に満足しています。」
KBS2のドラマ『不思議な彼女』に出演した女優チョン・ジソは、「過去に戻りたい瞬間があるか?」という質問に対し、このように答えました。

『不思議な彼女』とは?
このドラマは、突然若返ったおばあちゃん・オ・マルスン(キム・ヘスク)が、アイドル練習生のオ・ドゥリ(チョン・ジソ)として第二の青春を生きる物語。彼女は叶えられなかった夢にもう一度挑戦し、輝く日々を取り戻します。2014年の同名映画をリメイクした作品です。

演じた役と撮影のエピソード
チョン・ジソは、20代のオ・ドゥリと70代のオ・マルスンを行き来する難しい役を演じました。しかし、実際の彼女は落ち着いた性格で、「最初はオマルスンのような元気な演技が難しかった」と語ります。そんな彼女を支えたのが、キム・ヘスクでした。「先輩のおかげで、自信を持って演技に集中できました」と振り返ります。
また、ソクとは38歳の年齢差があるものの、「大先輩なのに対等な立場で演じられるように助けてくれた」と感謝の気持ちを述べました。

共演者との関係と撮影の裏話
ドラマの中では、ダニエル・ハン役のチン・ヨンやパク・ジュン役のユ・ジョンフら3人の男性から愛される役どころでしたが、「現実でも多くの学びと助けをもらいました」と語ります。
また、結末については、「見る人によって解釈が変わる、温かみのある終わり方」とコメント。「もし続編があるなら、悪役の背景を掘り下げるストーリーも面白そう」と期待を寄せました。

フィギュア選手から女優へ「後悔はない」
チョン・ジソは、フィギュアスケート選手として5年間活動した経験があります。しかし、「演技の道に進みたい」と決意し、スケートをやめました。「父は最初反対しましたが、フィギュアでも表現力が求められるので、それを理由に俳優の道へ進みました」と話します。
「結果的に、やめて正解でした。スポーツで培った体力と精神力が、今の自分を支えていると思います。」
今後の挑戦と夢
映画『パラサイト 半地下の家族』やNetflixの『ザ・グローリー』などに出演し、実力を積み上げてきたチョン・ジソ。「まだ本格的な恋愛ドラマに出演したことがないので挑戦したい」と語ります。
また、「ツンデレだけどどこか憎めない役にも興味があります。演じたことのないキャラクターにどんどん挑戦し、キム・ヘスク先輩のように幅広い役をこなせる俳優になりたいです」と意気込みを見せました。
2024年は、マ・ドンソクと共演する映画『聖なる夜:デーモンハンターズ』や、『太陽の歌』(仮題)の公開を控えており、スクリーンでも活躍を続ける予定です。